川崎市で認知症の家族の老人ホーム探しに迷ったら地域包括支援センターへ

認知症の家族の見守りが難しくなると、本人の暮らしを大事にしながら、家族も無理なく続けられる住まいを考えたくなりますよね。ただ、老人ホームの「認知症対応」という表示だけでは、必要な支援を受けられるかまでは分かりません。

カワサキノオトのライター、みさママです。この記事では、川崎市の公的な相談先と、施設ごとの受入条件の確かめ方をお伝えします。本人の希望や日中・夜間の様子をもとに、施設の種類を決めつけずに候補を探していきましょう。

本人の暮らしも、家族の生活も大事にしたいですよね

目次

自宅で見守りが必要な場面を書き出す

入居先を探す前に、自宅でどのような場面に付き添いや声かけが必要かを書き出してみてください。食事や着替えだけでなく、夜に起きたときの見守りなども含めます。診断名だけで説明するより、生活の様子が伝わるメモを用意すると相談しやすくなります。

  • 食事や着替えで声かけが必要な場面
  • 外出時に付き添いが必要な場面
  • 夜に起きる時間帯と必要な見守り
  • 家族が対応できる時間と難しい時間

あわせて、家族が対応できる時間と、仕事や睡眠のために難しい時間も伝えましょう。入居を決めていなくても、今の介護について相談できます。在宅生活を続けるための支援も含め、本人と家族の両方に無理が少ない方法を尋ねてみてください。

本人の希望と家族の面会経路も候補に反映する

本人の希望は、家族が困っている場面とは別に残しておきたい情報です。慣れた食事の時間、好きな過ごし方、会いたい人などを聞ける範囲で確かめます。言葉で希望を伝えにくい場合も、日頃落ち着いて過ごせる場面を相談時に添えると具体的に話せます。

家族が通いやすい場所も、面会を続けるうえで見ておきたいところです。同じ川崎市内でも、最寄り駅からの距離やバスの乗り換えによって負担は変わります。本人が大事にしたい暮らしと、家族が無理なく訪ねられる経路を一緒に候補へ反映しましょう。

暮らしや介護の相談は担当の地域包括支援センターへ

川崎市の地域包括支援センターは、市から委託を受けた公的な相談窓口です。高齢者の福祉・医療・介護全般を相談でき、相談は無料です。担当は本人の住まいの住所によって変わるため、市の案内から担当センターを確かめて連絡しましょう。

電話や自宅への訪問による相談にも対応しています。今の暮らしで困っている場面や、入居を含めて住まいを見直したい気持ちを伝えてください。すでに介護サービスを利用している場合は、担当ケアマネジャーにも今の支援で足りない場面を相談しましょう。

介護の悩みは「サポートほっと」で電話相談できる

本人への接し方や日々の介護に迷うときは、川崎市認知症コールセンター「サポートほっと」も相談先です。認知症の介護経験者や福祉・介護の専門職の経験がある相談員が電話で応じます。相談料は無料ですが、通話料金は相談する側の負担です。

相談電話は044-932-0341です。通常は月・火・木・金曜と第1・第3日曜の10時から16時に受け付け、第2・第4木曜は20時までとなっています。受付の変更や休業日は利用前に確かめ、施設への申込みとは分けて利用しましょう。

グループホームだけに絞らず必要な支援から探す

川崎市は、認知症高齢者グループホームを、共同生活をしながら日常の介護やリハビリを受けるサービスとして案内しています。ただ、認知症という診断名だけで入居先をその種類に限定せず、必要な支援を受けられる施設かを確かめることが先です。

有料老人ホームなどを検討する場合も、施設名や種類から支援内容を決めつけないようにしましょう。入居対象となる年齢や要介護度、住所の条件と、実際に必要な介助への対応をそれぞれ尋ねます。制度上の対象に当てはまっても、入居が決まるわけではありません。

日中と夜間の様子を伝えて個別の受入条件を確かめる

施設へ相談するときは、日中と夜間の様子を分けて伝えると、必要な見守りを説明しやすくなります。「夜は大変です」だけでなく、何時ごろ起きるのか、どんな声かけで落ち着くのかを添えましょう。分からない部分まで家族だけで評価する必要はありません。

日中の過ごし方

食事や排せつ、移動などで必要な介助と、本人が自分でできる動作を伝えます。

夜間の見守り

起きる時間帯や頻度、そのときに必要な付き添いを、分かる範囲で伝えます。

落ち着いて過ごせる関わり方

慣れた声かけや好きな活動など、普段の生活で把握している様子を添えます。

「認知症対応」は個別の受入保証ではありません。見守りの頻度や介助の内容を伝え、施設が個別に受入可能かを確かめます。詳しい相談に必要な書類や、本人との面談の進め方も尋ねておくと動きやすいですよ。

医療ケアは内容と対応できる時間帯まで尋ねる

服薬の支援や医療ケアが必要な場合は、認知症への対応とは別に具体的な内容を伝えます。薬の種類や服用時間、医師から指示されている処置など、確認できる情報を用意しましょう。必要な医療行為を家族だけで判断せず、主治医に内容を確かめてください。

看護職員がいるという案内だけでは、夜間も同じ対応が可能かは分かりません。必要なケアを誰が、どの時間帯に行うのかを施設へ尋ねます。通院の付き添い、協力医療機関との連携、体調が変わったときの連絡方法も、入居前に聞いておきたい内容です。

希望地域と支援内容を伝えて民間サービスで候補を探す

施設検索を使う場合は、本人の日中・夜間の状態、必要な支援、希望する区や面会経路を用意して候補を探します。みんなの介護には認知症対応施設の検索導線があり、川崎市の掲載施設も調べられます。公式案内には、入居相談や資料請求、見学予約の窓口があります。

検索結果は相談する候補を見つけるために使い、個別の受入可否は施設へ確かめましょう。予算と希望地域に加え、夜間の見守りや医療ケアも伝えると、条件を相談しやすくなります。施設種別を限定せず、本人の状態に合う支援を受けられるかを尋ねてください。

候補が見つかったら、本人の好きな過ごし方や生活習慣も伝え、見学で確かめたい内容を決めておきましょう。写真で室内の雰囲気が良く見えても、日中の過ごし方や声かけの様子までは分かりません。本人が参加できるかも含め、見学方法を施設へ相談できます。

受入が難しいと言われたら理由を次の相談に生かす

受入が難しいと言われた場合は、可能な範囲で理由を尋ねてみてください。空室の問題なのか、必要な医療ケアや見守りへの対応が難しいのかで、次に探す条件が変わります。一つの施設の返答を、認知症の方全体に共通する入居条件として受け取らないようにしましょう。

理由が分かれば、次の相談で「夜間にこの支援が必要です」などと具体的に伝えられます。自宅での支援も見直したい場合は、地域包括支援センターや担当ケアマネジャーへ相談しましょう。入居先が見つかるまでの過ごし方も、家族だけで抱えずに相談できます。

見学と契約前に生活環境・状態変化・費用を確かめる

見学では、居室や設備に加えて、本人が一日をどう過ごせるかを聞いてみてください。食事の時間や活動への参加、静かに休みたいときの過ごし方などを尋ねます。対応例を聞くときは、本人の生活習慣を伝えたうえで、どこまで相談できるかを確かめましょう。

入居後に必要な支援が増えた場合の対応も、契約前に聞いておきたいところです。住み続けられる条件、入院した場合の居室の扱い、転居や退去の相談が必要になる場合を確かめます。今の受入可否だけでなく、状態が変わった際に誰と相談するかも残しておきましょう。

費用は、表示された月額だけでなく、介護保険の自己負担や医療費、日用品など別に必要な支払いを含めて確認します。必要な支援によって費用が変わる場合は、変更の条件も尋ねましょう。契約書や重要事項説明書で、説明された内容と照らし合わせてください。

生活のメモを用意して相談と受入確認を進めよう

川崎市で認知症の家族の入居先を探すなら、今困っている場面と本人の希望をメモにし、公的窓口への相談と施設への受入確認に使ってみてください。見守りや医療ケア、面会のしやすさまで伝えることで、次に尋ねたい内容が具体的になります。

STEP
本人の暮らしと必要な支援をメモにする

日中・夜間の様子、本人の希望、家族が対応できる時間を用意します。

STEP
公的窓口へ今の介護を相談する

担当の地域包括支援センターなどへ、在宅生活の支援も含めて相談します。

STEP
候補施設へ個別の条件を尋ねる

必要な支援への対応を聞き、見学や契約前の費用確認へ進みます。

一度に入居先を決めなくても、担当の地域包括支援センターを調べる、候補施設へ条件を尋ねる、といった一歩から始められます。本人の暮らしと家族が続けられる関わり方を大事にしながら、支援内容と費用の両方に納得できる住まいを考えていきましょう。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

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この記事を書いた人

「カワサキノオト」みさママ

川崎市在住のみさママです。地域情報メディア『カワサキノオト』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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