戸建ての防犯を考えると、玄関の鍵だけでなく、窓や勝手口、家の周囲も気になりますよね。どこまで自分で見て、どこから専門家に相談すればよいのでしょうか。
カワサキノオトのライター、みさママです。川崎市には、塀や植栽、ドアや窓などを見てもらえる無料の住宅防犯診断があります。この記事では基本の対策を押さえたうえで、自宅の間取りに合う警備機器と見積もりの考え方をお伝えします。

玄関以外も気になりますよね
玄関から勝手口まで、家の出入り口を見渡す
戸建ての防犯を考えるときは、毎日使う玄関だけで終わらせず、勝手口や各階の窓も見ておきたいところです。普段あまり開けない小窓ほど、施錠を忘れていないか確かめる機会が少ないかもしれません。まずは家族が使う出入り口を、間取りに沿って一つずつ確認します。
窓の数だけでなく、道路や隣家から見える位置か、塀や物置の陰になるかも場所ごとに違います。警備機器を検討する際も、「戸建てだから全ての窓に同じ機器を付ける」と決めず、気になる場所とその理由を伝えられるようにしておくと話が進めやすくなります。
塀や植栽で見えにくい場所はないか
家の周囲では、塀や植栽が外からの見通しにどう影響しているかを見ます。川崎市も、住宅の防犯対策として周囲の見通しを良くすることを案内しています。道路から見える場所と、建物の裏側など見えにくい場所では、考えたい対策が変わります。
夜間の暗さが気になるなら照明も検討できます。ただし、植栽を整えたり照明を付けたりすることと、窓やドアの施錠は別の対策です。外周を見回すときは地上から安全に見える範囲にとどめ、高い場所へ上って点検する必要はありません。
川崎市の無料住宅防犯診断で見てもらえる範囲
川崎市は、一戸建て住宅を対象に含む無料の住宅防犯診断を実施しています。安全・安心まちづくり対策員が2人1組で訪問し、塀や植栽などの外周、建物の構造、ドアや窓の鍵といった防犯設備の状況を見て、助言する制度です。
市の案内では、診断は原則として屋内に入らずに行います。申し込む前から「この窓に機器が必要」と結果を決めつけるものではありません。受付方法や日時は川崎市の最新案内で確かめ、自宅で気になっている場所があれば相談時に伝えるとよいでしょう。
市の診断は住宅の状態を見て助言する制度です。警備機器の配置や契約内容を決める見積もりとは役割が異なります。市の診断結果が特定の警備会社の利用を意味するわけでもありません。
警備機器を考える前に続けたい基本対策
川崎市は、短時間の外出でも戸締まりをすることや、トイレの小窓、上階のベランダの窓も施錠することを案内しています。機器を設置しても、鍵を掛ける習慣の代わりにはなりません。家族で外出前と就寝前に見る場所をそろえておくと、見落としを減らしやすくなります。
すぐに取り組めることと、設置を検討することを分けると、費用を掛ける場所も考えやすくなります。市は窓の補助錠、センサーライト、周囲の見通しの確保なども防犯対策として挙げています。
- 短い外出でも玄関と窓を施錠する
- 小窓や上階の窓も見落とさない
- 植栽の陰や夜間の暗がりを確かめる
対策を一度に増やす必要はありません。今の戸締まりや外周の状態を見たうえで、補助錠や照明、警備機器のどれを検討したいか分けておくと、自宅に合わない設備を勢いで選ばずに済みます。
センサーは種類ごとに見ている場所が違う
HOME ALSOK Connectの戸建て向け設置例には、窓や扉の開閉を感知する機器のほか、室内の人の動きに関わる空間センサー、施錠状態を確かめるセンサー、火災センサーなどが載っています。それぞれ役割が異なるため、機器の名前だけで必要性を決めるのは難しいところです。
たとえば、気になるのが勝手口の開閉なのか、窓の閉め忘れなのかによって、相談したい内容も変わります。掲載されている4LDKの機器数は一つの設置例です。自宅の部屋数や窓の位置にそのまま当てはめず、どの場所を警備したいかから考えましょう。
外出中と在宅中で警備したい場所を分ける
外出中は家全体を気にしていても、在宅中は生活している部屋と、警備したい場所が分かれることがあります。ALSOKの案内には、在宅時に必要な場所だけを警備する設定例もあります。普段どの部屋で過ごすか、就寝中にどこを警備したいかを伝えると、使い方を具体的に確かめられます。
家族が出入りする時間帯や、窓を開けて過ごす部屋も考慮したいところです。機器を付けられるかだけでなく、毎日の警備開始と解除を無理なく続けられるかを相談しましょう。設定できる範囲や操作方法は、提案される機器で確認が必要です。
異常時の自動駆けつけと依頼駆けつけの違い
HOME ALSOK Connectには、センサーが異常を感知した際にALSOKへ通報し、自動で駆けつけるオンラインセキュリティがあります。一方、セルフセキュリティはスマートフォンに通知を受け、必要に応じて利用者が駆けつけを依頼する方式です。
月額費用だけを見ると、この対応の違いを見落としがちです。通知を受けたときに自分で依頼する方式でよいか、自動対応を求めるかを先に考えます。依頼による駆けつけの費用と条件も、契約前に公式の案内と見積書で確かめてください。到着までの時間を決めつけることはできません。
間取りと機器数を伝えて設置見積もりを取る
戸建ての見積もりでは、掲載された4LDKの設置例や表示料金を自宅の金額として扱わないことが大切です。窓や扉の数、警備したい部屋、選ぶ方式、機器の購入やレンタルによって、提案内容を見比べる必要があります。
相談するなら、気になる場所を間取りに沿って伝え、どの機器が何を感知するのか、初期費用と月額費用に何が含まれるのかを聞きましょう。必要性が分からない機器は、その場で追加を決めず、設置する理由を確かめると無理がありません。
家の状況を伝える順番を決めておくと、見積もりの内容を読みやすくなります。市の防犯診断を利用した場合も、その助言と警備会社による機器の提案はそれぞれの内容として受け止めましょう。
玄関、勝手口、窓、見通しが気になる外周を間取りに沿って伝えます。
外出中と在宅中に警備したい場所、通知後の対応の希望を伝えます。
機器費、工事費、月額費用、依頼駆けつけの条件を確かめます。
提案を受けた後は、付ける機器と付けない機器を場所ごとに見直せます。金額に迷う場合も、警備したい範囲を変えた見積もりを確認すれば、必要な費用の違いが分かりやすくなります。
新築と既存住宅では工事の進め方も確かめる
新築を計画中なら、設備の設置をいつ相談するかを建築会社ともすり合わせたいところです。すでに住んでいる家では、機器を置く場所や取り付け方法が生活の妨げにならないか気になります。どちらも、工事の内容や日数を広告の設置例だけから決めることはできません。
見積もりでは、機器ごとの取り付け位置、壁や窓まわりへの作業、工事費に含まれる範囲を確認します。追加工事が必要になる条件や、設置後に機器を増やしたい場合の扱いも聞いておくと、契約後の行き違いを減らせます。
契約前に設置例と自宅の提案を見比べる
最後に、案内に載る戸建ての設置例と、自宅向けの提案を分けて見ます。同じ部屋数でも、窓の数や配置、家族の過ごし方は異なります。全ての機器を付ける前提で考えず、どの場所への対策として提案されたのかを一つずつ確かめましょう。
川崎市の無料防犯診断で家の周囲を見直し、施錠や見通しの確保を続けたうえで、必要なら個別の設置見積もりを取る流れなら考えやすくなります。契約前には、機器の構成、工事、初期費用と月額費用、異常時の対応を自宅の条件で確認してください。













